当院脳神経外科、てんかん科と共同で発表した論文がCortexに掲載されます。
発行は2024年7月ですが、既にオンラインで閲覧できますのでご覧ください。

Super-selective injection of propofol into the intracranial arteries enables Patient’s self-evaluation of expected neurological deficit. Cortex, ahead of print.

難治性てんかんに対する有効な治療選択肢として局所切除があります。しかし、術後の機能低下を最小限に抑えるためには、術前に機能予後を予測する必要があります。本グループは脳動脈の枝に麻酔薬を注入することで患者が術後の状態を疑似体験できる方法として、超選択的Wadaテスト(ssWada)を考案しました。古典的なWadaテストと異なり、意識減損をきたしにくく、またより選択的な皮質領域の症状を誘発できることが特徴的です。
本論文では、術後の症状をより安全にシミュレートできるssWadaを紹介し、またその結果が患者の手術に関する意思決定にどのうように役立ったかを述べています。

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