本研究室の新妻邦泰教授、菅野寛志助教(東京大学大学院理学系研究科特任助教兼任)が東京大学大学院理学系研究科教授の合田圭介教授らとともに主導する国際共同研究グループは、連続波レーザーを用いた蛍光寿命の同時多点測定技術を顕微鏡に取り入れることで、世界最高速の蛍光寿命顕微鏡を開発しました。また、微小流路を流れる細胞を10,000細胞/秒を超える速度で撮影し、多数の細胞の蛍光寿命画像解析を世界で初めて行いました。本研究で開発した顕微鏡は、多数の細胞を短時間で詳細に解析できる手法として、今後の細胞生物学、病理学、薬理学などに貢献することが期待されます。
本成果は論文としてNature Communicationsにアクセプトされ、2024年9月4日付けでオンラインにて公開されています。
Kanno, H., Hiramatsu, K., Mikami, H. et al. High-throughput fluorescence lifetime imaging flow cytometry. Nat Commun 15, 7376 (2024). https://doi.org/10.1038/s41467-024-51125-y
また併せて、東京大学と東北大学との合同で本成果がプレスリリースされました。本研究の詳細も紹介されておりますので、是非ご覧下さい!
東北大学プレスリリースURL:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/09/press20240905-02-imaging.html